【三大健康成分】をご存知ですか?
- ヘスペリジン
- ナリンゲニン(天然成分のナリンギンが腸内細菌で変化したもの)
- オーラプテン
これら3つの成分は、
①中性脂肪が肝臓でエネルギーとして使われるためのスイッチ(PPAR-α)をオンにして、血中の過剰な中性脂肪を減らし、体重増加を防ぐ。
②筋肉細胞や脂肪細胞が効率的に血中のブドウ糖をキャッチできるようにするスイッチ(PPAR -γやGLUT4)をオンにして、インスリン抵抗性(血糖値がなかなか下がらない状態)を改善し、高めの空腹時血糖値を正常化する。
ヘスペリジンは、血管の柔軟性を高め、高めの血圧を下げたり、冷え性の人では血巡りを良くする働きがある。
これらの成分から考えるに、
ゆずは、
動脈硬化・高血糖・高血圧・脂質異常症
の予防に好適な食材ですね。
さらに、
ナリンギンは、アルツハイマー型認知症の予防、
ヘスペリジンは、骨粗しょう症の予防、
ナリンギンやナリルチンは、花粉症の諸症状の緩和に効くそうです。
そして、
果皮部に多いリモネンは、皮膚表面を構成する表皮細胞の生成を促して、肌の新陳代謝を活発にし、ヘスペリジンやナリンゲニンやビタミンCは、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用によって、シワやたるみの発生を抑える。メラニン色素の生成を抑えたり、肌や骨を若々しく保つコラーゲンの合成を助けたりするビタミンCは、柑橘類ではゆずの果皮に最も多く、レモン果汁の3〜4倍含まれている。
【使い方】
- ポン酢などの調味料に
→果汁。クエン酸が疲労回復に役立つ。
- ゆず風呂
→リモネンがギャバ(GABA)という神経伝達物質の分泌量を増やし、気分をゆったりさせる。ヘスペリジンが血巡りを良くする。
- 化粧水
→タネ。ヌルヌルのペクチンが多く、高い保湿力がある。
【大事なこと】
三大健康成分やリモネンは果皮の内側の白いワタの部分に多く含まれているので、果汁だけ使って捨ててはいけません。薄くスライスしてサラダや和物にして、そのまま食べてもおいしいです。ちなみにロカボナ では、タネ以外の部分全て使ってケーキを焼きます。すごーくおいしいですよ!
ゆずって凄いですね!